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AIで議事録・会議メモを作る方法【2026年】文字起こしから要約までの手順とプロンプト例

くらべてナビ

AIで議事録を作る手順を、録音→文字起こし→要約整形の流れで解説。決定事項・TODO・担当・期限を表にまとめるプロンプト例、精度を上げるコツ、機密情報や誤変換の注意点まで、非エンジニアが今日から再現できる形でまとめました。

結論

AI議事録は「①録音 → ②文字起こし → ③AIに要約・整形を依頼 → ④人が事実確認」の4ステップで作れます。要点は、文字起こしは下書きと割り切り、「決定事項・TODO・担当・期限」の形に整えるプロンプトを用意し、共有前に数値・固有名詞を人が確認すること。特別な有料ツールがなくても、手元の会議ツールと汎用AIチャットで始められます。

この記事でわかること

実体験メモ

やってみて効いたのは、AIに丸投げすることより「渡す前の一手間」でした。文字起こしの頭に議題と参加者名、専門用語のリストを数行そえてから要約を頼むと、決定事項とTODOの拾い漏れが目に見えて減りました。逆に、マイクが遠かった回は文字起こしが崩れ、要約の直しに時間を取られて時短効果がほぼ消えました。効くのは高機能なツールより、録音の質と渡し方の準備です。

AIで議事録を作ると何が変わるのか

議事録づくりの手間は、大きく3つに分かれます。①会議を聞き直して文字に起こす、②そこから要点をまとめ直す、③読める形に整える。このうち①〜③をAIと文字起こしで自動化できるのが、AI議事録の正体です。

つまり、変わるのは次の部分です。

時短効果 =(手打ちの削減)+(要約・整形の自動化)−(誤変換・要約漏れの確認コスト)

会議中や直後に手で議事録を打っていた作業が、「録音を渡す → 整った下書きが返る → 確認する」に置き換わります。ただし右辺のマイナス項が示すとおり、録音が悪かったり確認を省いたりすると効果は消えます。だから狙いどころは、確認コストが小さくなる録音の質を確保し、要約・整形はAIに任せ、最後の事実確認だけ人がやることです。これがこの記事全体の前提になります。

なお、AIの出力はあくまで下書きです。責任のある文書として配る前に、人が事実確認する工程は省けません(詳しくは注意点へ)。

基本の流れ(録音 → 文字起こし → 要約整形 → 確認)

ツールを覚えるより、この4ステップの流れを押さえるのが先です。どのツールを使っても、やることの骨組みは変わりません。

AI議事録の4ステップ ① 会議を録音 まず音声を残す ② 文字起こし 音声→テキスト ③ AIで要約・整形 決定事項・TODOへ ④ 人が事実確認 直して共有
骨組みは4ステップ。ツールが変わっても、この流れは同じです。
  1. 会議を録音する:会議ツール標準の録音機能、または対面ならICレコーダーやスマホの録音アプリで音声を残します。テキストのチャットログや既存メモがある場合は、この段階は飛ばして③から始められます。
  2. 文字起こしする:録音を文字(テキスト)に変換します。方法は次章で説明しますが、会議ツール標準の書き起こしか、専用の文字起こしサービスを使うのが一般的です。
  3. AIに要約・整形を依頼する:文字起こしテキストをAIチャットに貼り、「決定事項・TODO・担当・期限」の形へ整えてもらいます。ここが議事録づくりの中心で、プロンプト例は後述します。
  4. 人が事実確認して共有する:AIが出した下書きの数値・日付・固有名詞・決定事項を元音声やメモと突き合わせ、直してから配布します。
ステップやること使うもの
① 録音会議の音声を残す会議ツールの録音/ICレコーダー
② 文字起こし音声をテキストにする会議ツール標準/専用サービス
③ 要約・整形議事録の形にまとめるAIチャット+プロンプト
④ 事実確認数値・固有名詞を確認人(元音声・メモと照合)

💡 まず一度、短い会議(15分程度)で通しでやってみるのがおすすめです。全体の流れが体感できると、自分の会議のどこにAIを効かせるかが見えてきます。

文字起こしの方法(2つのタイプ)

要約整形の前提になるのが文字起こしです。方法は大きく2タイプあります。どちらを選んでも、次章の要約プロンプトはそのまま使えます。

どちらのタイプを選ぶか、精度を上げるマイクの置き方や話者分離のコツは、文字起こしに特化した記事にまとめています。ツールの機能・料金・データの扱いは改定されるため、具体的な選び方と最新の対応状況はAI文字起こしツールのおすすめと選び方を参照してください。

💡 判断に迷ったら、まず使っている会議ツール標準の書き起こしを1回試すのが得です。それで「決定事項・宿題」が拾える品質なら、追加のサービス契約は要りません。

要約・整形のプロンプト例(コピペで使える)

ここが議事録づくりの中心です。文字起こしの生テキストをAIチャットに貼り、出力の形を指定すると、そのまま使える議事録の下書きになります。用途に合わせて下の例を選び、〇〇の部分を自分の会議に置き換えてください。

例1:決定事項・TODO・担当・期限を表にまとめる(基本形)

いちばん使う型です。議事録に必要な要素を表で一覧化できます。

次の会議の文字起こしを議事録にまとめてください。 出力は次の2つに分けてください。 【1. 決定事項】箇条書きで、決まったことだけを簡潔に。 【2. アクションアイテム】以下の列を持つ表:「TODO(何を)」「担当(誰が)」「期限(いつまでに)」。担当や期限が発言で明言されていない項目は、その欄を「未定」と書いてください。勝手に補わないでください。 話し言葉の言い直しや相づちは削り、事実は変えないでください。 参加者名:〇〇、△△、□□/専門用語:〇〇(=…の意味)

=== 文字起こしここから === (ここに文字起こしを貼る)

例2:論点ごとに整理する(議論が長い会議向け)

複数のテーマを行き来した会議は、時系列ではなく論点でまとめると読みやすくなります。

次の会議の文字起こしを、話し合われた「論点」ごとに整理してください。 各論点について、「論点」「出た意見(賛成/反対/懸念を区別)」「結論(決定 or 保留)」の3項目でまとめてください。 結論が出ていない論点は「保留:次回に持ち越し」と明記してください。 最後に、全体を通した【決定事項】と【次回までの宿題】を箇条書きで添えてください。

例3:アクションアイテムだけを抽出する(実務を早く回したいとき)

議事録全体より「誰が何をいつまでに」だけ先に欲しいときの型です。

次の会議の文字起こしから、アクションアイテム(誰かがやると決まったこと)だけを抽出してください。 「担当」「TODO」「期限」の表にまとめ、期限が明言されていないものは「期限:要確認」としてください。 会議中に決まっていないこと・雑談は含めないでください。

例4:短い定例のメモを整える(テキストから)

録音がなく、手元の走り書きメモしかないときも使えます。

次は打ち合わせの走り書きメモです。過不足なく議事録の体裁に整えてください。 【日時・参加者】【決定事項】【TODO(担当・期限つき)】【次回予定】の見出しで整理し、メモにない情報は創作せず「記載なし」としてください。

(ここにメモを貼る)

💡 コツは「AIに埋めさせない」こと。担当や期限が会議で決まっていない項目まで、それらしく補完されると事実と食い違います。上の例のように「未定」「要確認」と書かせる指示を必ず入れてください。

精度を上げるコツ

同じ文字起こしでも、AIへの渡し方で仕上がりが変わります。上から順に効果が大きい順です。

  1. 話者名・専門用語を事前に共有する:プロンプトの冒頭で「参加者名:〇〇、△△」「専門用語:〇〇(意味)」を数行そえます。これだけで固有名詞の取り違えや、要約での呼び間違いが減ります。
  2. 冒頭で議題を伝える:「この会議の議題は〇〇の予算決定です」と一文入れると、AIが要点を拾う基準ができ、決定事項の拾い漏れが減ります。
  3. 出力形式を指定する:「決定事項/TODO/担当/期限の表で」「論点ごとに」など、欲しい形を明示します。指定しないと、ふわっとした要約になりがちです。
  4. 決まっていないことは補わせない:「明言されていない担当・期限は『未定』と書く」と指示し、AIの推測で埋めさせない。議事録は事実の記録なので、ここが崩れると使えません。
  5. 録音の質を上げる(大前提):マイクを話者に近づける、冒頭で一人ずつ名乗ってもらう、静かな部屋で録る。文字起こしの精度は録音の質でほぼ決まり、ここが悪いとAIの要約もつられて崩れます。

こういう時はこう(つまずき対処)

症状主な原因対処
要約がふわっとして使えない出力形式を指定していない「決定事項/TODO/担当/期限の表で」と型を明示して頼み直す
担当・期限が実際と違うAIが推測で埋めた「明言がない欄は未定と書く」と指示。表を元音声で照合
固有名詞・社名が化ける文字起こしの誤変換プロンプト冒頭に固有名詞リストを添える/頻出語は一括置換
長い文字起こしを貼ると途中で切れる入力量の上限議題や時間で2〜3分割して要約し、最後に統合を頼む
決定事項を拾い漏れる議題が伝わっていない冒頭に「この会議の議題は〇〇」と加えて頼み直す

注意点(共有前に必ず確認)

共通点は「下書きとして使い、事実確認を省かない」こと。ここさえ守れば、AIは議事録づくりを大きく楽にしてくれます。

まとめ

議事録づくりのチェックリスト

まず全体像は AI活用 完全ガイド でつかめます。文字起こしの具体的な選び方は AI文字起こしツールのおすすめと選び方、時短の考え方は AIで時間を作る もどうぞ。カテゴリ一覧は AIノウハウ へ。

よくある質問(FAQ)

AIで議事録を作るには何が必要ですか?

会議の録音(または既存の文字起こしテキスト)と、要約を頼むAIチャットの2つがあれば始められます。流れは「録音 → 文字起こし → AIに要約・整形を依頼 → 人が事実確認」です。文字起こしは会議ツール標準の書き起こし機能や専用の文字起こしサービスを使い、そのテキストをAIチャットに貼って議事録の形に整えてもらうのが基本形です。特別な有料ツールがなくても、手元の会議ツールと汎用AIチャットの組み合わせで試せます。

文字起こしのテキストをそのまま議事録にしてはダメですか?

おすすめしません。文字起こしの生テキストは言い直しや相づちが多く、誤変換も残るため、そのままでは読みにくく信頼もできません。AIに「決定事項・TODO・担当・期限」の形へ要約整形してもらい、そのうえで数値・日付・固有名詞を元音声と突き合わせて人が確認する、という2段階にすると実用的な議事録になります。

議事録の精度(正確さ)を上げるコツはありますか?

3つあります。①録音の質を上げる(マイクを話者に近づける、冒頭で一人ずつ名乗ってもらう)、②AIに渡す前提を伝える(議題・参加者名・専門用語のリストを冒頭に添える)、③出力の形を指定する(決定事項/TODO/担当/期限の見出しや表を指定する)。特に録音の質は文字起こし精度をほぼ決めるため、ツール選びより先に整えると効果が大きいです。

機密情報を含む会議をAIで議事録にしても大丈夫ですか?

利用規約とデータの取り扱いを事前に確認してください。入力したテキストや音声が学習に使われるか、保存期間・保存先、社内ルールで許可されているかが確認ポイントです。判断がつかない機密案件は、社内で許可された手段に限定するのが安全です。また、共有前に固有名詞・数値・決定事項に誤りがないか人が必ず確認してください。