Claude CodeのPlan mode(計画モード)を「先に見積もりをもらう」感覚で解説。Shift+Tabでの入り方、計画承認後の選択肢、defaultModeでの恒久化まで。default/acceptEdits/plan/auto/dontAsk/bypassPermissionsの権限モード6種の使い分けも整理しました。
Plan mode(計画モード)は「作業前に、読み取り専用で調査して計画だけ出してもらう」モード。リフォームで言えば、工事の前に見積もりと工程表をもらう感覚です。入り方はShift+Tab(default→acceptEdits→planの順に循環)が最速。複雑なタスクほど、公式も手戻り(=やり直しのコスト)防止にPlan modeを推奨しています。
Claude Codeに大きめの修正を頼むと、こちらの想像より広い範囲に手を入れられて「そこまで頼んでない…」となることがあります。これを防ぐ公式の答えがPlan mode。まず読み取り専用でコードを調査し、何をどう変えるかの計画を提案するだけで、承認するまでソースには一切触りません。
実体験メモ
非エンジニアの私は、コードの差分を見ても良し悪しを判断できません。だからこそ「実行される前の計画」を日本語で読めるPlan modeが命綱でした。サイトの構成変更のような大きめの依頼は、まず計画を出させて「このファイルも変えるの?それはやめて」と先に言う。手が入ったあとに巻き戻すより、はるかに楽で安心です。
Plan mode(計画モード)とは
Plan modeの動きはシンプルです。
- 読み取り専用で調査:コードベースを読んで状況を把握。調査は組み込みのPlanサブエージェント(これも読み取り専用)に委譲されます
- 計画を提案:何をどの順で変えるかのプランを提示。この間、ソースの編集は行いません
- 人が判断:承認して実行に移すか、直すか、を選ぶ
💡 「先に見積もりをもらってから発注する」流れそのものです。公式も、複雑なタスクはPlan modeで始めると手戻りを防げるとし、手戻り(やり直し)を減らせるとして推奨しています。
入り方は3つ
- Shift+Tab:会話中にモードが循環します(default → acceptEdits → plan)
- /plan:プロンプトの先頭に付けて送る
- 起動時オプション:
claude --permission-mode plan
いつもPlan modeから始めたい人は、設定で defaultMode: "plan" にすれば恒久化できます。
計画が出たあとの選択肢
計画が提示されたら、次の中から選べます。
- 承認してautoで実行:あとはお任せで進める
- 承認してacceptEditsで実行:編集は自動承認しつつ進める
- 手動レビューしながら実行:一つずつ確認して進める
- フィードバックを返す:計画を練り直させる
さらに Ctrl+G を押すと、提案された計画そのものを直接編集できます。「手順3は不要」「この方針に変更」と自分の言葉で書き換えてから実行に移せるのは、非エンジニアにも心強いポイントです。
権限モードは6種類
Plan modeは、Claude Codeの権限モード6種のうちの1つです。全体像を押さえると使い分けが明確になります。
| モード | 動き | 向いている場面 |
|---|---|---|
| default(Manual) | 操作のたびに確認を求める | ふだんの作業の基本形 |
| acceptEdits | ファイル編集やmkdir等を自動承認 | 編集の多い作業を任せるとき |
| plan | 読み取り専用で調査し、計画だけ提案 | 大きめの変更・調査の入り口 |
| auto | 分類器が危険な操作(curl | bash や本番デプロイ等)をブロックしつつ自動実行 | ある程度お任せで進めたいとき |
| dontAsk | 事前に許可したツールのみ実行し、他は自動拒否 | CIなどの無人実行 |
| bypassPermissions | 確認なしで実行。隔離環境専用(root/sudoでの起動は拒否) | サンドボックス等に限る |
補足を3つ。
- autoの分類器は文脈も見る:単発のコマンドだけでなく、会話の流れの中での境界(ここから先は危ない、という線引き)も考慮して判断します。
- 保護パスは自動承認されない:
.gitや.claude、.vscode、設定ファイルなどの保護対象パスは、自動承認の対象外です。 - denyルールは全モードで有効:拒否設定はbypassPermissionsを含むどのモードでも適用されます。さらに確実に縛りたい場合はフック(hooks)のPreToolUseが使えます。
使い分けの目安
- 初めて触る・小さな修正 → default(Manual)で一つずつ確認
- 中身を理解している定型作業 → acceptEdits
- 大きめの変更・リファクタ・調査 → まずplanで計画を出させ、納得してからauto/acceptEditsへ
- 無人のパイプライン → dontAsk
- bypassPermissions → 隔離環境以外では使わない
Plan modeの効果は、依頼文の質にも左右されます。「何を・どこまで・何はしないか」が曖昧だと、計画も曖昧になります。依頼文の組み立てに自信がない方は、無料のAIプロンプトビルダーを試してみてください。
仕様は更新されます
権限モードの名称や挙動、ショートカットは今後変わる可能性があります。最新は必ず公式ドキュメント(permission-modes)で確認してください。
まとめ
- Plan modeは読み取り専用で調査し、計画だけを提案するモード。承認までソースに触れない。
- 入り方はShift+Tab(default→acceptEdits→planで循環)/先頭に/plan/—permission-mode plan。恒久化は
defaultMode: "plan"。 - 計画はCtrl+Gで直接編集でき、承認後はauto・acceptEdits・手動レビューから選べる。
- 権限モードは6種。denyルールは全モードで有効、保護パス(.git等)は自動承認されない。
- 複雑なタスクは計画→承認→実行の順にすると、手戻りもコストも減らせるというのが公式の推奨。
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よくある質問(FAQ)
Plan modeにはどうやって入りますか?
入り方は3つです。会話中に Shift+Tab を押してモードを循環させる(default→acceptEdits→plan)、プロンプトの先頭に /plan を付ける、起動時に --permission-mode plan を指定する、のいずれか。常にPlan modeで始めたい場合は設定で defaultMode を "plan" にすれば恒久化できます。
Plan mode中にファイルを書き換えられることはありますか?
Plan modeは読み取り専用で調査して計画を提案するモードで、ソースの編集は行いません。調査は組み込みのPlanサブエージェント(読み取り専用)に委譲されます。計画を承認して実行に移った段階で、選んだモードの権限に従って編集が始まります。
提案された計画が微妙だったらどうすればいいですか?
そのままフィードバックを返して計画を練り直させることも、Ctrl+Gで計画を直接編集することもできます。納得できる計画になってから、autoやacceptEditsで自動実行に移すか、手動レビューしながら進めるかを選べます。
権限モードは何種類ありますか?
6種類です。毎回確認するdefault(Manual)、編集やmkdir等を自動承認するacceptEdits、読み取り専用のplan、分類器が危険操作をブロックしつつ任せるauto、事前許可ツール以外を自動拒否するdontAsk(CI向け)、確認なしのbypassPermissions(隔離環境専用・root/sudo起動は拒否)です。denyルールはどのモードでも適用されます。