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Claude Codeへの指示のコツ7選|伝わるプロンプトの型と実例

くらべてナビ

Claude Codeへの指示(プロンプト)は「目的→現状→完成条件」の3点セットで出すと精度が激変します。コツを7つに整理し、それぞれに「ダメな指示→良い指示」のコピペ可能な実例つき。このサイトをClaude Codeへの指示だけで運営してきた非エンジニアの実体験から、効いた指示・失敗した指示をまとめました。

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結論

Claude Codeへの指示は「目的→現状→完成条件」の3点セットで出すと精度が激変します。逆に「いい感じにして」は高確率で失敗します。理由はシンプルで、AIはあなたの頭の中の基準を読めないから。この記事では、指示のコツを7つに整理し、すべてに「ダメな指示→良い指示」のコピペ可能な実例を付けました。

前編の Claude Codeの使い方(実践ガイド) では、インストールから初ツール完成までを扱いました。この記事はその続編で、テーマは「日本語で直させる」の質を上げること。同じClaude Codeでも、指示の出し方ひとつで「一発で通る」か「5往復しても噛み合わない」かが分かれます。なお、AIに渡す前提情報(コンテキスト)そのものの整え方は AIコンテキストの作り方 が担当範囲で、この記事はClaude Codeでの「作業指示の文面」に特化しています。

実体験メモ

私はプログラミング未経験のまま、このサイト(記事2,400ページ超・無料ツール13本)をClaude Codeへの日本語の指示だけで運営してきました。振り返ると、失敗した指示には共通点があります。「いい感じにして」「よしなに」——基準を渡さない指示は、ほぼ確実に手戻りになりました。逆に効いたのは、完成条件を数字で言う・エラー文は省略せず全文貼る・大きな依頼は分割するの3つ。この記事のコツは、その失敗と成功をそのまま一般化したものです。

なぜ「指示の出し方」で結果が激変するのか

Claude Codeは、指示を受けてファイルの作成・編集・コマンド実行まで自分でやってくれるエージェント型のAIです(全体像は Claude Codeとは へ)。つまり指示文が、そのまま作業指示書になります。人間の部下なら「それってどういう意味ですか?」と聞き返してくれますが、AIは曖昧な部分を推測で埋めて先に進むことがあります。だから、指示に書かれていない部分=ズレの発生源。逆に言えば、推測の余地を減らした分だけ、精度は上がります

コツ1|「目的→現状→完成条件」の3点セットで出す

最重要のコツです。何のためにやるのか(目的)・いま何がどうなっているか(現状)・何ができたら完了か(完成条件)。この3点が揃うと、AIは「手段」を自分で考えられるようになり、指示の細かさに頼らなくてもズレなくなります。

ダメな指示(before)

トップページをいい感じにしてください。

良い指示(after)

【目的】トップページをスマホで見たときの読みにくさを解消したい
【現状】index.htmlの冒頭に画像が3枚並んでいて、スマホだと文字が小さく感じる
【完成条件】
- ファーストビューの画像は1枚だけにする(残り2枚は削除せずコメントアウト)
- スマホ幅(375px)で文字が読みやすく、横スクロールが出ないこと

beforeがダメな理由は、「いい感じ」の基準があなたの頭の中にしかないから。afterは手段(どう直すか)を書いていないのに、判断材料が揃っているので、AI側が適切な方法を選べます。

コツ2|完成条件は「数字」か「チェックできる形」で言う

3点セットの中でも、精度を最も左右するのが完成条件です。「短めに」「見やすく」「ちゃんと」は全部NGワード。数字にするか、できた/できていないを機械的に判定できる形に言い換えます。

ダメな指示(before)

この記事の要約を短めに作ってください。

良い指示(after)

この記事の要約を200字以内で1つ作ってください。
・箇条書きではなく1段落で
・「です・ます調」で
・記事にない情報は足さない

私の経験では、「完成条件を数字で言うと一発で通りやすくなる」はほぼ法則です。200字以内・3案・5項目——数字は、あなたとAIの間で解釈がブレない唯一の共通言語だと考えてください。

コツ3|「やらないこと」を先に言う

Claude Codeは働き者なので、頼んだ範囲より広く「気を利かせて」直してくれることがあります。ありがたい反面、意図しないファイルまで変わると確認が大変。触らないでほしいもの・変えないでほしい仕様を先に宣言しておくと、作業範囲が締まります。

ダメな指示(before)

サイトのデザインを直してください。

良い指示(after)

style.cssの見出しの色だけを、今の緑系から青系に変えてください。
【触らないでほしいもの】
- style.css以外のファイル
- 文字サイズ・余白などレイアウトに関わる指定
先に「どのファイルの何行くらいを変えるか」を教えてから進めてください。

なお、Claude Codeは標準ではファイル編集の前に変更内容(差分)を提示して承認を求めてくるので、そこで気づくこともできます。ただ、指示の段階で範囲を絞るほうが、承認画面とにらめっこするよりずっと楽です。

コツ4|エラーは要約せず「全文」貼る

失敗談で一番多いのがこれでした。「なんかエラーが出た」と要約して伝えると、AIも推測で答えるしかなく、的外れな修正になります。エラーメッセージはあなたが読めなくてもAIは読めます。省略せず、そのまま全文を貼ってください(エラー文を貼って直させるのは、公式にも用途として挙げられている使い方です)。

ダメな指示(before)

なんか赤いエラーが出て動きません。直してください。

良い指示(after)

【期待した動き】計算ボタンを押すと結果が表示される
【実際に起きたこと】ボタンを押しても何も表示されない
【エラー文】(ブラウザやターミナルに出た文を、省略せずここに全文貼る)
先に原因を1〜2行で説明してから、修正してください。

「期待→実際→エラー文全文」の3点で渡すのがコツです。詰まったときのタイプ別の切り分けは エラー対処法 にまとめています。

コツ5|大きな依頼は分割する

「〇〇なアプリを丸ごと作って」のような大きい依頼は、途中で方向がズレたときの手戻りが巨大になります。ステップに割って、1回の指示は1ステップだけにすると、各段階で軌道修正できます。私がこのサイトのツールを作るときも、必ずこの形にしています。

ダメな指示(before)

家計簿アプリを作ってください。入力もグラフも保存もできるやつでお願いします。

良い指示(after)

家計簿ツールを段階的に作ります。今回はステップ1だけお願いします。
【ステップ1】日付・項目・金額を入力して、一覧表示できるページ(kakeibo.html)
※グラフ表示と保存機能は、ステップ1の動作を確認してから別途依頼します。

分割には副産物もあります。1ステップごとに動作確認を挟めるので、「どこで壊れたか」が常に直前の1ステップに絞られるのです。まとめて頼んで最後に動かないより、確実に速く着きます。

コツ6|大きめの作業は、先に「計画だけ」出させる

分割してもなお大きい作業(構成変更・複数ファイルにまたがる修正など)は、いきなり実行させず計画だけ先に出させて、日本語で読んでから承認します。コードが読めなくても「実行前の計画」は読める——非エンジニアにはこれが命綱です。

ダメな指示(before)

記事一覧のデザインを新しくして。よろしく。

良い指示(after)

記事一覧のデザイン変更を考えています。まだファイルは編集しないでください。
先に「どのファイルを・どの順で・どう変えるか」の計画だけ提案してください。
計画に納得したら「進めてOK」と返します。

Claude Codeにはこの動きを仕組みとして保証するPlan mode(計画モード)があり、Shift+Tabで切り替えると読み取り専用で調査して計画だけを提案し、承認するまでファイルには一切触りません。詳しくは → Plan mode(計画モード)の使い方

コツ7|毎回同じ前提はCLAUDE.mdに書く(会話が濁ったら/clear)

Claude Codeは毎回まっさらな状態で始まるため、「日本語で答えて」「このフォルダは触らないで」を毎セッション打つのは無駄です。CLAUDE.mdというファイルにルールを書いておくと、毎セッションの冒頭で自動的に読み込まれます(/init で雛形の自動生成もできます)。

ダメな指示(before)

(毎回セッションの最初に打つ)
日本語で答えてください。です・ます調で。dataフォルダは触らないでください。
ファイルを変えるときは先に説明してください。……

良い指示(after)=CLAUDE.mdに一度だけ書く

# このプロジェクトのルール
- 回答は日本語・です・ます調
- data/ フォルダは読み取りのみ。編集しない
- ファイルを変更するときは、先に変更内容を一言で説明する

あわせて、会話が長くなって話が噛み合わなくなってきたら /clear で仕切り直すのも大事な「指示の技術」です(作ったファイルは消えません)。古い文脈を引きずったまま指示を重ねるより、リセットして3点セットで出し直すほうが早く着きます。詳しくは → CLAUDE.mdの書き方コマンド完全ガイド

コピペ用|指示文テンプレ(7つのコツの集約版)

7つのコツを1枚に集約したテンプレです。毎回全部埋める必要はなく、小さな依頼なら【目的】【完成条件】だけでも十分効きます。

【目的】(何のためにやるか・どうなったら成功か)
【現状】(いま何がどうなっているか・関係するファイル名)
【完成条件】(数字やチェックできる形で。箇条書き)
【やらないこと】(触らないファイル・変えない仕様)
【進め方】(大きい作業なら「まず計画だけ提案して」)

穴埋め形式で組み立てたい方は、当サイトの無料ツール AIプロンプトビルダー をどうぞ。項目を埋めるだけで、この型に沿った指示文ができあがります。また、指示文と一緒に渡す「前提情報」側の整え方は AIコンテキストの作り方、渡し方のポイントは AIへのコンテキストの渡し方 が詳しいです。

プロンプト例と仕様について

本文中の指示文(プロンプト)はすべて一例で、AIの応答・生成結果はその都度変わります。また、Plan mode・CLAUDE.md・/clearなどClaude Codeの機能・仕様は更新が頻繁です。最新の仕様は必ずAnthropic公式ドキュメントで確認してください。当サイトでは確認できない情報を断定して書くことはしません。

まとめ:指示の質=推測させない技術

指示の質が上がると、Claude Codeは「何度も直させる相手」から「一発で通る相棒」に近づきます。まだ環境がない方は前編 Claude Codeの使い方(実践ガイド) から始めてください。

関連記事:Plan mode(計画モード)の使い方CLAUDE.mdの書き方エラー対処法AIプロンプトの書き方 完全ガイドAI依頼の『ゴール・制約・評価基準』の決め方。AI活用の記事一覧は AIノウハウ からどうぞ。

よくある質問(FAQ)

Claude Codeへの指示で、いちばん大事なコツは何ですか?

「目的→現状→完成条件」の3点セットで出すことです。何のためにやるのか(目的)、いま何がどうなっているのか(現状)、何ができたら完了なのか(完成条件)の3つを書くと、AIが推測で埋める部分が減り、やり直しが激減します。逆に「いい感じにして」のような指示は、良し悪しの基準がAIに伝わらないため、何度も修正する羽目になりがちです。

「いい感じにして」がダメなのはなぜですか?

「いい感じ」の基準があなたの頭の中にしかなく、AIには読めないからです。AIは曖昧な部分を推測で埋めるため、出てきたものが期待とズレます。対策は、完成条件を「200字以内」「スマホ幅で崩れない」のようにチェックできる形(数字や具体的な状態)へ言い換えること。基準を渡せば、一発で通る確率が大きく上がります。

エラーが出たときは、どう伝えればいいですか?

エラーメッセージを要約せず全文貼るのが鉄則です。「なんかエラーが出た」では原因を特定できません。「期待した動き→実際に起きたこと→エラー文の全文」の3点で伝えると、コードが読めなくてもAI側が原因を追跡して直してくれます。エラー文を貼って直させるのは公式にも用途として挙げられている使い方です。切り分けの手順は当サイトのエラー対処記事にまとめています。

毎回長い指示を書くのは大変です。楽になる方法はありますか?

2つあります。1つは、毎回同じ前提(日本語で答える・触らないフォルダなど)をCLAUDE.mdというファイルに書いておくこと。毎セッション自動で読み込まれるので、繰り返し打つ必要がなくなります。もう1つは、当サイトの無料ツール「AIプロンプトビルダー」で、穴埋め形式で指示文を組み立てること。型に沿って埋めるだけで3点セットの指示文が作れます。