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Claude Codeでエージェントの作り方【2026年】役割特化AIに任せる

くらべてナビ

Claude Codeのエージェント(サブエージェント)の作り方を、手を動かすビルド型で解説。Markdownを1枚置くだけで役割特化のAIを自作でき、複数を組み合わせてチームにもできます。当サイト自身がAIチームで運営している実例つき。公式ドキュメント準拠・捏造なしで、最小の1体づくりから暴走させない設計までまとめました。

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結論

Claude Codeでは、Markdownファイルを1枚置くだけで「役割特化のAIエージェント(サブエージェント)」を自分で作れます。しかも、調査役・執筆役・チェック役…と複数を組み合わせて“チーム”にできます。必要なのは name と description の2行だけ。あとはツール権限とモデルを絞って、任せる範囲をコントロールします。

この記事は概念の解説ではなく、実際に自分の手で1体組み立てるためのビルド型ガイドです。コードを書けない当サイト運営者が、Claude CodeでこのサイトをAIチーム運営してきた実体験をふまえ、公式ドキュメントに沿って手順化しました。

「Claude Codeでエージェントを作る」と聞くと身構えますが、実体はテキストファイルを1枚置く作業です。この記事は、その手を動かすための手順書です。

この記事が役に立つのは、Claude Codeはもう触れているけれど「毎回同じ指示を繰り返すのが面倒」「もっと役割を分けて任せたい」段階のあなたです。まだ導入していない人は、先に 30分で初ツールを作る使い方ガイド から始めると迷いません。

この記事の要点

実体験メモ

当サイトは、Claude Codeのサブエージェント機能で「リサーチ班・執筆班・監査班・司令塔」の役割分担AIチームを組んで運営しています。リサーチ班は公式サイトなど一次ソースだけを調べて要点を返し、執筆班はハウススタイルに沿って原稿を書き、監査班は「捏造していないか」「内部リンクが実在するか」を敵対的にチェックし、最後に司令塔(人=私)が公開を判断します。この記事自体も、その流れで作りました。やったことは、それぞれの役割を書いたMarkdownを .claude/agents/ に置いただけ。非エンジニアの私でも、難しさの大半は「言葉のいかつさ」だけで、実作業は役割メモを書く程度でした。逆に、範囲を曖昧にして任せたときほど手戻りが増えた、というのも正直な実感です。

まず前提:ここでいう「エージェント」とは

Claude Codeのサブエージェントは、公式ドキュメントの定義で「特定タイプのタスクを扱う専門AIアシスタント」です。ふつうの会話は1つのClaudeと進めますが、サブエージェントはそこから切り出した別働隊のようなもの。それぞれが次の4つを独立して持ちます。

タスクが各エージェントの description(役割説明)に一致すると、Claudeがその担当に委譲します。委譲先は独立して作業し、結果の要約だけを本会話に返すのが最大の利点です。

💡 概念の詳しい解説(何がうれしいのか・委譲の考え方・注意点)は サブエージェントと自動化 にまとめています。この記事は「実際に作る手」に集中します。

【手順】最小の1体を作る

作り方はシンプルで、YAMLフロントマター付きのMarkdownファイルを決まった場所に置くだけです。置き場所は2つあり、置いた場所でスコープ(適用範囲)が決まります。

ステップ1:ファイルを置く

たとえばプロジェクトの中に .claude/agents/ フォルダを作り、その中に reviewer.md のようなファイルを1つ作ります。最小構成は、必須の namedescription だけでも動きます。

---
name: code-reviewer
description: コードの品質やベストプラクティスをレビューするときに使う
---

あなたはコードレビュー担当です。差分を読み、
品質・可読性・明らかなバグの観点で指摘します。
指摘は「該当箇所」「理由」「改善案」の順で、簡潔に日本語で返してください。

frontmatter(上の --- で囲んだ部分)で「誰か」を、その下の本文で「どう振る舞うか(システムプロンプト)」を書きます。descriptionいつ委譲してほしいかを具体的に書くほど、Claudeの委譲判断が正確になります。

ステップ2:Claudeに作ってもらってもいい

手で書くのが不安なら、Claudeに日本語で頼むのがいちばん手軽です。私も最初はこの方法でした。

「コードレビュー専用のサブエージェントを作ってください。
 読み取り系のツールだけを使い、品質と可読性を指摘する役割です」

と本会話で頼めば、.claude/agents/ に定義ファイルを作ってくれます。現行の公式の作り方は、この「①Claudeに頼んで作ってもらう」か「②.claude/agents/ にMarkdownを手で書く」の2通りです。

/agents コマンドは「決め打ち」しない

/agents のようなコマンドの挙動はバージョンで変わります。新しめのバージョン(v2.1.198以降)では、対話式の作成ウィザードは廃止されています。そのため「/agentsのウィザードで作れる」と断定せず、上記の①か②で作るのが安全です。コマンドの最新の挙動は必ず公式ドキュメント(code.claude.com/docs)で確認してください。

ステップ3:反映を確認する

ファイルは自動検知され、基本的に再起動は不要(数秒で反映)です。ただし例外が1つあります。セッション開始時に agents ディレクトリが存在しなかった状態で、それを新規に初めて作った場合は、再起動が必要になります。認識されないときは、この点を疑ってください。

ツール権限とモデルを絞る

最小構成のままでも動きますが、「使える道具」と「使うモデル」を絞るのが、安全とコストの両面で効いてきます。ここが自作エージェントの肝です。

tools と disallowedTools で道具を絞る

ツール権限の絞り込みは2方式あります。

たとえば読み取り専用の調査役なら、次のように書き込み系を渡さないのが定石です。

---
name: researcher
description: コードベースや資料を調べて要点だけ返す調査担当
tools: Read, Grep, Glob
model: haiku
---

あなたは調査担当です。ファイルの読み取りと検索だけを行い、
変更は一切しません。結果は要点を箇条書きで簡潔に返してください。

こうしておけば、調査役が誤ってファイルを書き換える事故を、そもそも仕組みで防げます。

model でコストを調整する

model には sonnet / opus / haiku / fable のほか、フルID(例:claude-opus-4-8)や inherit を指定できます。省略時は inherit(メイン会話と同じモデル)がデフォルトです。

公式では「単純で軽い作業は低コストなモデルに寄せる」という考え方が示されています。上の例のように、調査など軽い作業は haiku で安く、複雑な設計は上位モデルに、という使い分けが可能です。ただし具体的な料金は変動するため、この記事では金額を断定しません。最新のモデル一覧や選び方は /model コマンドや公式ドキュメントで確認してください。

自作しなくても使える「組み込みエージェント」

役割によっては、自分で作らなくても最初から使える組み込みサブエージェントで足ります。

名前役割
Explore高速・読み取り専用の探索担当
Planプランモードでの調査・計画づくり担当
general-purpose複雑・多段のタスクを扱う汎用担当

注意点として、ExploreとPlanは CLAUDE.md とgitステータスを読み込みません。高速・低コストを保つための仕様です。そのため、プロジェクト固有のルールを前提にした作業は、そのルールを役割に持たせた自作エージェントか、本会話で進めるのが安全です。CLAUDE.md にルールを書く考え方は CLAUDE.mdの書き方、計画モード自体は Plan modeの使い方 にまとめています。

【実例】当サイトのAIチーム構成(役割分担の設計図)

「1体作れるのは分かった。では“チーム”はどう組むのか?」への答えとして、当サイトの実例を設計図として共有します。当サイトでは、次の4役で閉じたループを作っています(各役の中身は、description と本文=システムプロンプトに書き込んでいます)。

ポイントは、リサーチ→執筆→監査→人の承認、という一方向の流れで“抜け”を潰すことです。1つの会話に全部を詰め込むと、調査ログで文脈が散らかり、チェックも甘くなります。役割を分けて独立したコンテキストで動かすと、それぞれが自分の仕事に集中でき、結果の要約だけが積み上がっていきます。

とはいえ、これは「作業を分担した」だけで「判断を手放した」わけではありません。最後に公開してよいかを決めるのは、いつも人の側です。この線引きが、次の「暴走させない設計」に直結します。

暴走させないための設計

ここが本記事でいちばん強調したい点です。エージェントを組み合わせるほど便利になりますが、丸投げ(全部お任せ)は禁物です。委譲を安全に使うための勘所を挙げます。

要は、「作業は任せる。判断と確認は手放さない」という線引きです。当サイトでも、ビルドや公開といった不可逆な操作は、必ず人(司令塔)が最後に実行しています。指示文づくりに迷ったら プロンプトのコツ や、無料の AI指示文ビルダー も使えます。

混同注意:SDK・Managed Agentsとは別物

「Claude Codeでエージェントを作る」を調べると、名前の似た別プロダクトが出てきて混乱しがちなので、線引きをしておきます。本記事が扱うのは、Claude Code内のファイルベースのサブエージェント機能——つまりCLI上で .claude/agents/ にMarkdownを置く方法です。これは、Python/TypeScriptでプログラム的にエージェントを作る「Claude Agent SDK」や、AnthropicがホストするREST APIの「Managed Agents」とは別物です。プログラムからエージェントを組みたい場合は前者ではなくSDK側の話になります。本記事は前者(Claude CodeのCLI上でMarkdownを置く方法)を扱います。用途に応じて、どちらの世界の話かを最初に見分けると迷いません。

料金について(断定しない)

エージェント機能を使うには、Claude Code自体が動く環境が必要です。Claude Codeの利用にはPro/Max等のサブスク、またはConsole(API)アカウントが必要で、無料のclaude.aiプランでは使えません。料金は変動するため、金額はこの記事では断定しません。最新は必ず公式で確認してください。考え方は 料金の解説記事 にまとめています。

仕様・料金の最新情報について

Claude Codeのコマンド挙動・frontmatterの対応キー・料金は更新が頻繁です。本記事は執筆時点(2026年7月)の公式ドキュメント(code.claude.com/docs/en/sub-agents)に基づいており、最新の仕様・金額は必ずAnthropic公式サイト・公式ドキュメントで確認してください。当サイトでは確認できない情報を断定して書くことはしません。本文中の指示文(プロンプト)や設定例は一例であり、AIの応答・生成結果はその都度変わります。

次の一歩

まとめ

公式情報は Claude Code公式ドキュメント(サブエージェント) を参照してください。

関連記事:概念の詳解は サブエージェントと自動化、導入は 使い方(30分で初ツール)、全体像は Claude Codeとは、AI活用の土台は AI活用の完全ガイド をどうぞ。カテゴリ一覧は AI活用・ノウハウ へ。

よくある質問(FAQ)

Claude Codeの「エージェント(サブエージェント)」とは何ですか?

特定タイプのタスクを扱う専門AIアシスタントです。各エージェントが独立したコンテキストウィンドウ・カスタムシステムプロンプト・特定のツールアクセス・独立した権限を持ち、タスクが役割説明(description)に一致するとClaudeが委譲します。委譲先は独立して作業し、結果の要約だけを本会話に返すため、本題の文脈が散らかりません。

エージェントはどうやって作りますか?

YAMLフロントマター付きのMarkdownファイルを決まった場所に置くだけです。プロジェクト用は .claude/agents/、自分の全プロジェクト共通は ~/.claude/agents/ に置きます。必須の設定は name(小文字とハイフンの一意な識別子)と description(いつ委譲するか)の2つだけ。現行の公式の作り方は「Claudeに頼んで作ってもらう」か「Markdownを手で書く」の2通りです。ファイルは数秒で自動検知され、基本的に再起動は不要です。

/agents コマンドの対話ウィザードで作れますか?

コマンドの挙動はバージョンで変わります。新しめのバージョン(v2.1.198以降)では対話作成ウィザードが廃止されています。そのため「/agentsのウィザードで作る」と決め打ちせず、現行の公式手順である「Claudeに依頼する」か「.claude/agents/ にMarkdownを直接書く」で作るのが安全です。最新のコマンド挙動は公式ドキュメント(code.claude.com/docs)で確認してください。

使うモデルやツール権限は絞れますか?

絞れます。ツールは tools(許可リスト)と disallowedTools(拒否リスト)で調整でき、読み取り専用の調査役なら tools: Read, Grep, Glob のように限定できます。モデルは model キーで sonnet / opus / haiku / fable、フルID、または inherit を指定でき、省略時は inherit(メイン会話と同じモデル)です。調査など軽い作業は低コストなモデルに寄せる、という考え方が公式で示されています。

エージェントに丸投げして全部お任せにできますか?

できません。委譲はあくまで作業の一部を任せる仕組みで、指示の設計・成果物の確認・最終責任は人の側に残ります。ツール権限を絞り、差分を承認しながら進めるのが安全です。委譲を止めたいときは、権限設定の permissions.deny で Agent(名前) の形式で特定エージェントを無効化でき、Agentツール自体を拒否すれば委譲そのものを止められます。